審美歯科は大阪西区 ナチュラルクリニック大阪 > 究極の審美歯科治療 > 審美歯科長期経過症例から見える大切なこと

私たちナチュラルクリニックOSAKAの前身は、ほぼ 16 年間の歴史がありノンメタルによる修復治療も 10 年以上前から行ってきました。
今から 10 年前というと、日本においてはあまり強い力のかからない前歯の審美修復においてでさえ、まだ金属の裏打ちのあるメタルボンドというものが主流であった頃です。
ましてや強く噛み締める奥歯の詰め物、それもL字型やM字型の複雑な形をして割れやすいインレーというものを、ノンメタルのオールセラミックスにて審美修復を行うことはとても難易度が高いといわれていました。
私たちは皮膚科や内科医と連携し、早くからノンメタル歯科治療の必要性を認識し、大学の研究室、セラミックスなど歯科材料メーカー、高度な技術を持たれる歯科技工所様などと協力しながら、安全で長期的に機能しうるノンメタル歯科治療法の確立に努めてまいりました。
そういった中、歯のエナメル質と同様の成分(リン酸カルシウム)と、磨耗性を合わせもち、さらにその結晶構造まで天然歯に相似しているオールセラミックス材料に巡り合いました。
十数年前に皮膚科より金属アレルギー(パラジウム)にてご紹介いただいたゲストの方の奥歯を、リン酸カルシウム系オールセラミックスにて審美歯科修復を行った症例です。
最初にアレルギーの心配がほとんどない金合金での修復もご提案いたしましたが、せっかく新しく型を採って詰めるのだから、自分にとって不安な金属ではなく、できるだけからだに安全な材料を選択したいとのことでしたので、ノンメタルによる審美歯科修復を行いました。

治療前の状態
前から5番目の小臼歯の虫歯です。金属の詰め物が入っていたのが取れてきたとの事です。入り口は狭いですが内部は比較的大きな虫歯に侵されています。
よく見ると一本奥の6番目の歯(第一大臼歯)にも、歯と歯のすきまから虫歯が進行して色が透けてきています。十数年前のレジン(合成樹脂)の物性ではこのようなケースの修復は再治療のリスクが高く適用外でした。ゲストの方とよくご相談した結果、最終的にこの2本を対象としたオールセラミックスインレーによる審美歯科修復を計画いたしました。

治療中の状態
手前の一本だけ先にセットしたところです。
セラミックスと歯の境目がなくぴったりしているのがわかります。 これはセット後のセメントが硬化してから細かい研磨用のシートを用い手作業ですり合わせ、仕上げ磨きを行ったためです。今は各段にセラミックスの適合精度は向上し(ほぼ十数ミクロン以内)、セット直後そのままでもぴったりフィッティングしていますが、当時は 40 ~ 50 ミクロンで臨床応用されていました。よってこれを長期間にわたり良好な状態で維持させるためには、このような臨床上のいくつかの工夫が必要だったのです。
一つ一つ積み上げられたそれらのノウハウは、私たちの現在の臨床にも引き継がれ、大切に活かされています。
治療後11年目の状態
定期検診に来られた際にお写真をお撮りさせていただきました。
よく見ますと自分の歯と同じように自然な磨耗が起きています。大きな段差や、虫歯になっていたりかけているようなところは見当たりません。 歯ぐきのレベルも 10 年前と変わらず、腫れたりやせたりすることなく、とてもいい健康な状態を維持しています。
ゲストの方は、治療を受けられる前、セラミックスはもろくて固いといったイメージをお持ちでしたが、装着した当初から噛み合わせがとても自然で違和感が無く、また舌ざわりも滑らかで、この十数年の間とても快適に過ごしていただいたとのことです。
10年以上経っても私の体の一部となり続けています。
( 山本裕子さま)
10年以上も前は歯の治療というと、すべて保険の範囲で行うのが普通だと考えていましたので、奥歯にセラミックスを入れるなどとてもぜいたくな選択だなあと正直思っていました。
しかし10年以上経っても私の体の一部となり続け、一度もかけたり取れたりすることなく、又、皮膚科のみならず体全体の健康にも自信が持てるようになったことを考えてみると、あの時は最善の選択ができたのだと今は100%確信しています。
山本 裕子さま
| (1) | 虫歯治療に先立って、できるだけ歯ぐきなど歯周組織の状態を健全に回復すること。 |
| (2) | できるだけ無菌下で切削処置を行い、歯の神経を残すことに全力を尽くすこと。 |
| (3) | 強度が維持可能な範囲で、虫歯に侵された部分以外の自然な歯をできるだけ削らないこと。 |
| (4) | 複数の修復物を装着する場合、できるだけ一本ずつ確実に行い、その都度十分な研磨をすること。 |
| (5) | 隣の歯との接触点は、歯の位置がずれ噛み合わせが変わることの無い様に、通常よりやや広め(面状)でとり、かつ食べ物が挟まりにくいような形態に整えること。 |
| (6) | かみ合わせの調節は単に高いか低いかだけでなく、反対の歯がどのような角度で咬みこむか、どのようなベクトル(方向)で力がかかるかを調べ、それによって形態を整えること。 |
| (7) | かみ合わせは装着後のチェックにも十分な時間をかけること。また夜間のブラキシズム(歯ぎしりなど)にも配慮し、顎を誘導(induce)させての細かな精査を行うこと。 |
| (8) | ノンメタルの材料や装着に用いるセメントなどは、ある程度以上の期間その安全性や確実性が立証されたものを選ぶこととし、安易に目新しいものには飛びつかないこと。 |
これら基本に忠実な修復治療を行うことができたもののほとんどが、長期間にわたって虫歯や歯周病にならず、また修復材料も安定した状態で問題なく維持できています。
この10年間の間、ずいぶん歯科を取り巻く環境も技術も変わってきました。その中でもコンピューター(CADCAM)を用いた修復物の製作や、白いメタルといわれ強靭な物性を持つジルコニアの出現は今後の歯科の臨床を大きく変革していくことになりそうです。
私たちはそれら新しい技術や材料を吟味しながらも、常にこの8つの大切な基本にのっとった修復治療を実践し、一人でも多くのゲストの方に喜んでいただけるよう日々努力し続けてまいります。
初めてご来院されてからの実際の流れを、短いムービーでわかりやすくご案内させていただいております。もし皆さんが私どものところへお越しいただいた場合、このようにお時間をお過ごしいただくといったイメージをつかんでいただけるかと思います。(撮影、監督、編集:院長 先田寛志 キャスト:スタッフ一同)是非一度ごらんください!!
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