歯科治療中は大量のウイルスを浴びているということは事実でしょうか?
事実ではありません。多くの方が歯を削る器具から出る水しぶきでウイルスが診療室内に撒き散らされこれを浴びてしまうのではないかというご心配であると思います。この水しぶきによってお口の中から舞い上がる水霧をエアロゾルを言いますが、エアロゾルの約70%は器具から出た水で残りの部分が削片や体液ですから、これに含まれるウイルスの量はくしゃみや咳により飛沫する唾液に含まれるウイルス量と比べて非常に少ない量であると言えます。他の社会活動と比較しても歯科治療中の暴露は非常に少ないと言えます。