インプラントを使わず親知らずの移植で治療-
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インプラントを使わず親知らずの移植で治療

現在はチタンを使わないセラミックインプラント(ジルコニアインプラント)の選択肢がありますが、親知らずが残っている方には失った歯の再建に患者さんご自身の親知らずを移植する方法(自家歯牙移植)もあります。

どうして抜歯しした親知らずが移植して機能するのでしょうか? 歯の根は骨の中に埋まっています。その骨と歯をつなぐ組織が「歯根膜」です。この歯根膜は、歯の根の全体を覆うように存在し、その中には再生能力の高い細胞がたくさん含まれています。歯根膜に含まれる細胞が活性化することで、骨をつくる細胞や歯ぐきと骨が結合するのに必要な細胞が通常の6倍以上の勢いをもち増えていきます。それにより歯を支える組織も再生され移植した歯と周囲の骨がくっついていきます。

こうした歯根膜の性質を最大限活用し、インプラントを使わずに、抜歯した親知らずと歯根膜を活かし歯がない部分に移植します。移植の成功にはいくつかの大切なポイントがありますが、その一つに移植する親知らず(ドナー歯)によって、新たな感染を生じさせないことがあります。

移植

抜歯した親知らずの清掃

写真のように、細菌の温床である歯石とその周囲の汚染部分を丁寧に取り除き、ドナー歯を綺麗にしてから移植することが大事です。こうして患者さんご自身の自然治癒力と天然歯歯根膜のもつ恒常性維持機構が効果的に融合することで、術前シミュレーション通りの理想的な治癒形態を得ることに繋がります。

固定

移植した親知らずを縫合して固定

移植した親知らずが骨にくっついたら、歯根膜を持った天然歯の土台として、審美性と機能性に優れたセラミックのブリッジを装着します。患者さんにはいつか抜かないといけないと思っていた親知らずが、移植によって活かされただけでなく、治療後は硬いものも不安なく食事ができるようになったと大変喜んでいただけました。

セラミック
治療の完了

インプラントを使わない親知らずの移植

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