大きな横穴が開いている末期的な虫歯を抜かずに保存-
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梅田のナチュラルクリニック大阪

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大きな横穴が開いている末期的な虫歯を抜かずに保存

重度の歯根破折を抜かずに回転を加えた小矯正治療

大きな横穴が開いている末期的な虫歯を抜かずに保存を試みたケースです。上に引き上げる挺出だけでなく回転を加えた小矯正治療を行ったことで脆弱な歯周組織を賦活化させることができました。

他医院で穴が開いているので抜くしかないといわれた前歯。抜くために待機中だった仮歯が取れてきたとのこと。

虫歯

虫歯の穴

大きな横穴も開いています。確かに厳しく歯は末期的な状態でした。

末期的な歯

狭いスペースですが三箇所結紮してます。意図的再植術で90~180度回転させ元に戻す手法を参考に、もっと安全、確実に歯根膜組織を賦活化させることが出来ないものかと辿り着いたのがこの挺出と回転を組み合わせたMTM(小矯正治療)でした。プラークコントロールに注意しながらこの赤く腫れている歯肉がどこまで回復していくか診ていきます。

三箇所結紮

割れている部分を補修するために上に引き上げていきます。少し回転も加え、後の審美的な修復にも備えておきます。

治療

最後の微調整を行なっているところです。根の長さを確保しつつ、見た目に美しく見えるぎりぎりのところでポジショニングさせます。

矯正

小矯正治療中

GPGテクニックによるマイクロスコープ下歯周外科オペの後、オールセラミックス装着しました。まだ歯と歯の間の歯茎が軽い炎症を起こしています。それが数ヶ月かけて治っていくようにセラミックスの形に工夫をしています。

軽い炎症

炎症がコントロールされ、ほぼ安定した状態を維持しています。なんとか歯を抜かずに済みました。

歯の根の割れていたところも、しっかり骨が再生し、治癒しています。

レントゲン

治療後10年と8か月(2021年8月時点)が無事経過いたしました。現時点では歯周組織は安定し、硬いものでも安心して食べられるようになったと大変喜んでいただいております。

治療後

治療後

※この記事は主として医療従事者向けのインフォメーションとなります。
※これらすべての臨床写真はこのような保存治療の普及のため、患者さんに掲出の同意を得ております。

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