根管消毒の治療期間のみ設置している仮の状態『隔壁テック』
あくまでも根管消毒の治療期間のみ設置している仮の状態です。
勝手に『隔壁テック』と名付けています。
根管治療中の仮の状態ですが、正面から見るとその根の消毒を行っていることが全くわからないようになります。
患者さんは、とてもビックリされます。
『先生、前に治療してもらった時は、根の消毒のお薬を交換する度にカンカンと仮歯を外されて怖かったですが、これずっと付けたままでいいんですか？』
『外でご飯食べていて、仮歯が外れたらどうしよう！って不安なこともありましたが、大丈夫なんですね！』
『うれしいです！一日でこんなに綺麗にしていただいて、もうこのままでいいぐらいです！！』
歯科医院の生き残りをかけた差別化が必要とされ、高価な機器や豪華な内装、莫大な費用をかけたWeb対策などが声高に言われる時代ですが、このようなちょっとしたびっくり、それが患者さんが安心して困難な治療をストレスなく継続してくださり、喜びに繋がるような【瞬間の積み重ね】がもっとも効果的な差別化になると考えています。
そしてビックリするのは患者さんだけではありません。
新しく入社したスタッフも、横について目を見開きして驚いています。
「これも患者さんと二人三脚でサポートしていくという目的にかなっているんですね！なるほどです。」
このようなちょっとした共感、納得の積み重ねが、診療中に行える生きたスタッフ教育となり、日々のモチベーション向上に繋がると考えています。
※この記事は主として医療従事者向けのインフォメーションとなります。
※これらすべての臨床写真はこのような保存治療の普及のため、患者さんに掲出の同意を得ております。